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隠密の華
第6章 五

「……やめ、て……」

しかも休まずどんどん舐めるから、身を捩りながら私の体には鳥肌が立つ。

「……白夜……アッ……」

その上、ぬるついた舌。耳に掛かる熱い息。至近距離で聞こえる水音。……ダメだ。全てが初めての事で、恥ずかしくて、もう、頭が爆発する。いっそのこと、胡蝶ではないと言ってしまいたい。そうすれば、すぐにやめてくれるだろうから。

「……すまない。胡蝶が可愛くて、止まらない。その反応も、声も。一々煽ってくれる」

「……煽る?」

「まさかここまで反応が可愛いとは思っていなかった。普通の反応かと……」

「普通……?」

耳から顔を離して、私の顔を正面から見つめながら白夜が話すと、私は疑問に思った。……私の反応は、白夜を煽っていたのか?普通の反応とは何だ。処女には何もかも、分からな過ぎる!




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