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隠密の華
第6章 五

* * *

城を出て、すぐに兵士達より先に桐を探そうと、町から外れた森の方面へ歩き出した。海と山に囲まれたこの国は、風に乗っていつも潮の匂いがする。……桐は何処へ逃げたんだ?まさか、一人で国に帰ったんじゃ……そんな思いが森に入ってから頭に浮かんでいると、唐突に近くから声がした。

「おい!おい!都!」

「……桐?何処だ?」

「ここだ!小屋の中!」

桐の言葉で辺りを見渡すと、森の中には今にも崩れそうな古い小屋が建っており。こそっと扉から顔を出す桐の姿が見えた。




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