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隠密の華
第7章 六

* * *

「おい、あんま落ち込むな。設樂様もお前に言えなかっただけだって!」

翌朝、また城を抜け出し、桐の隠れている小屋へ向かうと、私は白夜の話を桐に話した。小屋は朝陽に包まれ明るく、外からは鳥のさえずりが聞こえてくる。

「私はどうしたら良いんだ……設樂様を信じて良いのか?」

「都は自分の思った通りに動けば良い」

「……そうだな」

「じゃあどうする?とりあえず国に帰って、設樂様のところ行くか?」

……こんなに桐が頼もしいとは思わなかった。年上だろうが、頼りになる兄の様だ。

「そうだな……そして胡蝶の居場所を聞こう」

「よし!じゃあ、山を越える為に商人に偽るか、商人を雇うか作戦を練ろう!」

「ああ……」

昨日はあれからあまり寝れず、桐の笑顔も頭をぼーっとさせながら見つめる。


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