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ジャンクフードでできている
第23章 花粉偏頭痛
段差につまづいてこけそうになる
ほとんど高低差はないのに
こけなかったけど
まわりを見渡す
誰かが手を振っている
誰かわからないけど
私の方を向いて振っているから
私も振り返す
でも本当は私の後ろに人に振っていたんだ
いつもの通学路
昨日までつぼみだった花が咲いていた
あっと声をあげてしまう
ああ、私って
恥ずかしい奴だなぁ
と思う
私って
かっこわるいと思う
でもね
でも
仕方ないじゃないか
私はそういう奴だもの
仕方ないじゃないか
今日も夕焼けが綺麗だから
ねえ
わた雲にピンクとむらさきが混じって
ずっと
続いているんだから
私は、ここにいるんだから。
「ひとり」
ほとんど高低差はないのに
こけなかったけど
まわりを見渡す
誰かが手を振っている
誰かわからないけど
私の方を向いて振っているから
私も振り返す
でも本当は私の後ろに人に振っていたんだ
いつもの通学路
昨日までつぼみだった花が咲いていた
あっと声をあげてしまう
ああ、私って
恥ずかしい奴だなぁ
と思う
私って
かっこわるいと思う
でもね
でも
仕方ないじゃないか
私はそういう奴だもの
仕方ないじゃないか
今日も夕焼けが綺麗だから
ねえ
わた雲にピンクとむらさきが混じって
ずっと
続いているんだから
私は、ここにいるんだから。
「ひとり」