この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ジャンクフードでできている
第14章 エレクトリック
少し短めのスカートで町に出る
その高揚をボクは知らない
きっと、いつもと違う
何かが待っているような
そんな期待と
反面
膨らむ自意識にさいなまれつつ
コートを羽織るのだ
少し背伸びした化粧で町に出る
その高揚をボクは知らない
きっと、いつもと違う
世界が広がるような
人々の視線と
満面
笑顔で挨拶をかわす覚悟で
ヒールを履くのだ
もう、その季節は通りすぎてしまったけど
ボクはときどき夢をみる
もう、叶うことはないと知って
ボクは哀しい涙を流す
もし、そうであったなら
と眩しい彼女らとすれ違う
柔らかい斜陽のそそぐ
ある11月の休日に
「もしも、もしもボックスがあったなら」
その高揚をボクは知らない
きっと、いつもと違う
何かが待っているような
そんな期待と
反面
膨らむ自意識にさいなまれつつ
コートを羽織るのだ
少し背伸びした化粧で町に出る
その高揚をボクは知らない
きっと、いつもと違う
世界が広がるような
人々の視線と
満面
笑顔で挨拶をかわす覚悟で
ヒールを履くのだ
もう、その季節は通りすぎてしまったけど
ボクはときどき夢をみる
もう、叶うことはないと知って
ボクは哀しい涙を流す
もし、そうであったなら
と眩しい彼女らとすれ違う
柔らかい斜陽のそそぐ
ある11月の休日に
「もしも、もしもボックスがあったなら」