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溺れる金魚
第17章 無実の罪
シーツを乱しながらすがり付く彼女の言葉が狂い始める。
「あ」という声だけを意味無く連呼させる。
「お……願い、もう……らメェ……らメなの、許してぇっ……」
言葉とは裏腹にされるがままの紗良。
不意に、今彼女の発したばかりの言葉と、彼女の背中に並ぶ二つの黒子、上り詰める自身のオーガズムとが何かとぴったりと重なった。
……俺は、これを前にも経験している?
他者との性的行為は、紗良と婚約が決まる前には既に無かった。
なのに真新しくやけにリアルな記憶。
「たか、しさん……。崇志さん……も、ほんと……に、らメ、なの……ぉ」
「あ」という声だけを意味無く連呼させる。
「お……願い、もう……らメェ……らメなの、許してぇっ……」
言葉とは裏腹にされるがままの紗良。
不意に、今彼女の発したばかりの言葉と、彼女の背中に並ぶ二つの黒子、上り詰める自身のオーガズムとが何かとぴったりと重なった。
……俺は、これを前にも経験している?
他者との性的行為は、紗良と婚約が決まる前には既に無かった。
なのに真新しくやけにリアルな記憶。
「たか、しさん……。崇志さん……も、ほんと……に、らメ、なの……ぉ」