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溺れる金魚
第17章 無実の罪
泣き声にも似たその啼き声が激しく肩を揺らしながら懇願してくる。
その懇願を聞き入れずに、佐野は胸に生じた何かを払拭させるために腰の動きを更に早める。
「イッちゃう!ゃあぁっやっ……イクぅ……はぅぁ……ああっ!」
くったりとベッドに平伏したまま身体が小刻みに揺れる。
後ろから乳房を優しく包むと小さな悲鳴と共に身を仰け反らせた。
崇志さん……。
今朝、なぜ彼女は今になって突然名前で呼んだのか?
名前で呼ばれたのは今朝の一度きりのはず。
それなのに、何度も色気の混じった吐息と共に一晩中呼ばれていたような気がする。
それも、つい最近。
今朝の、リアルな夢とが複雑に入り交じる。
その懇願を聞き入れずに、佐野は胸に生じた何かを払拭させるために腰の動きを更に早める。
「イッちゃう!ゃあぁっやっ……イクぅ……はぅぁ……ああっ!」
くったりとベッドに平伏したまま身体が小刻みに揺れる。
後ろから乳房を優しく包むと小さな悲鳴と共に身を仰け反らせた。
崇志さん……。
今朝、なぜ彼女は今になって突然名前で呼んだのか?
名前で呼ばれたのは今朝の一度きりのはず。
それなのに、何度も色気の混じった吐息と共に一晩中呼ばれていたような気がする。
それも、つい最近。
今朝の、リアルな夢とが複雑に入り交じる。