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溺れる金魚
第24章  極甘な夜
「もっとお仕置き……して欲しい、だろ?」

佐野は自分のスラックスのファスナーを下ろし始めた。


果たして、お仕置きなのかご褒美なのか……そんなことを考え口元を緩ませながら下ろしていく。



「お風呂……入るんじゃ……」

「入るさ。でも……紗良のここがまだ欲しいって言ってるぞ?今日は紗良の誕生日なんだから、君の我が儘何でも聞いてあげなきゃ」


彼女の愛液をまとった彼の指が、その一帯をなぞる。

「あっ……」


敏感になった尖るそこを指が通過する度に電流が走る。

「な?まだおかわり欲しいだろ?ほら、立って」



躰は限界なのに、それでももっと欲しいと思ってしまう。


両脇に腕を入れながら立たせられたが足に力が入らず、紗良は洗面台に手を付き何とか自らの体重を支えた。
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