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溺れる金魚
第24章  極甘な夜
その表情が、安堵に変わる。


「良かった、気が付いて。失神したんだよ。初めてだね、こんなの。余程気持ち良かった?」

ふふっと笑みを漏らしながら彼女の耳に囁く。


「違っ……いじわる、し過ぎです。ダメって言ったのに……」

「でも、感じたんだろ?」


そう言って髪にキスをして誤魔化す。

「夜景、綺麗だろ?これで許して。な?」


そう言う手が、もう反省もせずに彼女の乳房を優しく包む。


両の人差し指が乳首を更に尖らせようと弄ぶ。


「元気になった?そろそろ続けても、良い?」

「……!」


目を見張り彼を見る。


「だって俺、まだイッてないし。それにもっと味わいたい」

「そんな……」



あんなに激しくイカされて失神までしたのに、まだ求めてくる彼。
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