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溺れる金魚
第24章  極甘な夜
「本当に?良いのかい?」

「崇志さんのが……食べたいの」


ざばんと立ち上がると、彼はバスタブの縁に腰掛け両足を広げた。

間に紗良が入るには少し狭かったが、またその窮屈さが制約されている中での行為を連想させて紗良の喉がごくりと鳴った。


「絶対に……動いちゃ、ダメですよ?」

そう言って、舌先で先端部をチロチロとなめ始めた。


焦らして……みたい。


いつも焦らされるから、そのお返し。



今、セックスの主導権を握ってる。



今日が二度目だから、どうすれば気持ち良いのかは、まだ知らない。

時々上目使いに彼を盗み見る。



はぁはぁと彼もまた、吐息に熱が籠る。


紗良は、一気に深くそれを頬張った。
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