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溺れる金魚
第25章 嫉妬と溺愛
『第一秘書の近江さんですら社長の笑った顔あまり見たことなんですけど、ある日昼休みに急ぎの用事があってノックもそこそこに社長室に入ったら、タブレット眺めてにやにやした社長を見た!って普段完璧なあの近江さんが取り乱して興奮しながら言ってましたよ。しかもそれ、一度や二度じゃないんです。興奮する近江さん並ににやける社長は極レアですよ』
その話を聞きながら紗良は思った。
ベッドの中でいつも意地悪するときはにやにやしてるのに……。
それは口に出さずに胸の内にそっとしまう。
「それより私……ごめんなさい、あまり役に立たなくて」
その言葉に急に佐野のキスが止む。
その話を聞きながら紗良は思った。
ベッドの中でいつも意地悪するときはにやにやしてるのに……。
それは口に出さずに胸の内にそっとしまう。
「それより私……ごめんなさい、あまり役に立たなくて」
その言葉に急に佐野のキスが止む。