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溺れる金魚
第29章  躾……4  騎乗位 その3
紗良の腰を掴むとそれを深く沈めて自らも味わうようにゆっくりと腰を浮かせて紗良の中を掻き混ぜる。


決して激しくは動かさない。

ただじっくりと味わいながら紗良の感じている表情を眺める。


良い光景だ。

荒い呼吸を吐きながら、佐野は激しく打ち付けたいのをじっと堪える。


「紗良、今度は紗良が動くんだ。ほら、こうやって」



紗良の膝をすくって一つずつ足を起こす。


太股の下にそれぞれの手を入れ、棒が抜ける間際まで紗良の腰を浮かしていく。

そしてまたゆっくりと沈める。


それを何度か繰り返して見せる。


自らの棒が彼女の中に埋もれていくのが見え隠れし、佐野は高揚の吐息を漏らした。
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