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溺れる金魚
第33章 ホワイトクリスマス
「大丈夫だから……良いから気にせず掛けて」
気にせず……そんな事など出来ない。
紗良は既に佐野の手によって下着だけの姿になっており、その指は背後から回ってブラジャーをずらし紗良の乳房を包み込んでいた。
「ほら、早く。電話して」
その吐息が紗良の耳に掛かり「あっ」と声が漏れる。
こうなったらもう佐野は意思を変えないのを紗良も知っていた。
お店に迷惑を掛けてはいけない。
仕方なしに番号を呼び出し受話器マークをタップする。
二回目のコール音で相手が出た。
「先程予約した佐野と申しますが……すみません、キャンセルを……」
紗良がその手をほどこうとするが叶わない。
揉みしだいている男の口元がいやらしく歪む。
「……はい、すみません」
漸く電話を切ると紗良が佐野を軽く睨んだ。
気にせず……そんな事など出来ない。
紗良は既に佐野の手によって下着だけの姿になっており、その指は背後から回ってブラジャーをずらし紗良の乳房を包み込んでいた。
「ほら、早く。電話して」
その吐息が紗良の耳に掛かり「あっ」と声が漏れる。
こうなったらもう佐野は意思を変えないのを紗良も知っていた。
お店に迷惑を掛けてはいけない。
仕方なしに番号を呼び出し受話器マークをタップする。
二回目のコール音で相手が出た。
「先程予約した佐野と申しますが……すみません、キャンセルを……」
紗良がその手をほどこうとするが叶わない。
揉みしだいている男の口元がいやらしく歪む。
「……はい、すみません」
漸く電話を切ると紗良が佐野を軽く睨んだ。