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溺れる金魚
第10章  お仕置き……4 ~喘ぎ~
「あっ、あ、っあ、やあ、あ、んぁっ、あ……ぁっ。んっくっ、あっっ、ん、っん、ん……」



もう限界なのに、先程からそこばかりをしつこく攻められる。


まだイクこともできずに、ただひたすら、淫らに喘ぐ。




彼の小指が漸く根本まで入ったというのに……ああ。


紗良はまだ、イク事を許されない。



それは多分、小指だから。

口が無意識にもっと太いものを求めてしまいそうになる。


だ……メっぇぇえ!


ざりぎりと歯軋りしてその言葉をなんとか飲み込む。


言ってはいけない。




彼の罠に掛かるだけ。



だから……。






もっと太いものを変態のその口におねだりしてはいけない……。
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