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溺れる金魚
第11章 交わり

体を下から真っ二つに鉈で割られたような痛み。
それでも紗良は嬉しかった。
漸く彼と繋がったことが。
紗良、と呼ぶ彼の声の甘さが。
全身を這う指と降り注ぐ唇が。
たとえ、今夜一夜限りのものだとしても、幸せで満ちていく……。
これを思い出に一生を生きていけるかもしれない。
愛されていると錯覚してしまいそうな程に彼は執拗に彼女を攻め始めた。
ぐさぐさと奥まで刺してくるそれに喘ぎながら抵抗も出来ずに受け入れるのみ。
紗良の甘く喘ぐ声に佐野は酔っていた。
ずっと聞きたかったその声を。
啼かせたかった自分自身で。
奥を突く度に中が締め付けてくる。
多分無意識のことなのだろう。
それでも紗良は嬉しかった。
漸く彼と繋がったことが。
紗良、と呼ぶ彼の声の甘さが。
全身を這う指と降り注ぐ唇が。
たとえ、今夜一夜限りのものだとしても、幸せで満ちていく……。
これを思い出に一生を生きていけるかもしれない。
愛されていると錯覚してしまいそうな程に彼は執拗に彼女を攻め始めた。
ぐさぐさと奥まで刺してくるそれに喘ぎながら抵抗も出来ずに受け入れるのみ。
紗良の甘く喘ぐ声に佐野は酔っていた。
ずっと聞きたかったその声を。
啼かせたかった自分自身で。
奥を突く度に中が締め付けてくる。
多分無意識のことなのだろう。

