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美肉の狩人
第1章 絶望の中で見つけた獲物 香織

とりあえず、今日は、満腹だ。悔いはない。明日のことは明日考えればいい。ただ、もしもあの女が、訴えたりしなければ・・・思ったよりも、世の中は楽しいことで溢れているってことだ。
だったら、あの女一人に関わっているよりも、もっと、別の女を生贄にしてみたい。獲物は消えていく命への供物なんだから、数が多いほうがいいに決まっている。
いずれにせよ、明日だ。明日、あの女の出方次第でやることが決まる。そう思いながら、俺は、安らかな眠りについた。
そして目が覚めたのは午前7時。取りあえず、仕事の習慣は残っているようだ。俺は、出勤の支度を始めた。まだ、会社を辞めるのは早い。仕事漬けの毎日を放棄して女狩りに明け暮れるにしろ、猟場は必要だ。ただ、定時に遅れることは連絡しておいた。一応、管理職なので、連絡さえしておけばなにも問題はない。
いつものように歯を磨いて鬚を剃る。ジェルで髪形を整えれば準備完了。俺は、女の家経由で、出勤することにした。 女の家についたのは、午前8時過ぎ。まだ、旦那は出勤していないだろう。俺は昨日の車止めに同じようにもたれかかってたばこを吸った。朝の新鮮な空気。煙草も美味い。深く吸い込んで吐き出したとたん、玄関のドアが開いた。
旦那と娘が手をつないで出てきた。娘はカバンを背負っている。幼稚園に送るのは旦那の仕事のようだ。続けて、あの女が出てきた。ちらっと、こちらを見た。驚いた顔。忘れちゃいないようだな。俺は可笑しくなって、顔をそむけて笑った。
さいわい、旦那は娘を後部座席のチャイルドシートに乗せるのに忙しい。すっと表情を戻した女は、旦那のそばに駆け寄って娘を乗せる役割を引き継いだ。そして、キスをしてドアを閉める。続けて運転席のウィンドを開けた旦那と軽いキスをした。
「ママ、行ってきます。」「行ってくるよ、香織。」「行ってらっしゃい。」、どこにでもある、朝の風景だ。
俺は、そんな女を眺めていた。香織っていうのか。なるほど、女は強い。そして、男はもろい。あの旦那も、昨日の妻の痴態を見せられたら、腰を抜かしちまうかもしれない。それとも、俺みたいに、どうでもよくなるのか。
だったら、あの女一人に関わっているよりも、もっと、別の女を生贄にしてみたい。獲物は消えていく命への供物なんだから、数が多いほうがいいに決まっている。
いずれにせよ、明日だ。明日、あの女の出方次第でやることが決まる。そう思いながら、俺は、安らかな眠りについた。
そして目が覚めたのは午前7時。取りあえず、仕事の習慣は残っているようだ。俺は、出勤の支度を始めた。まだ、会社を辞めるのは早い。仕事漬けの毎日を放棄して女狩りに明け暮れるにしろ、猟場は必要だ。ただ、定時に遅れることは連絡しておいた。一応、管理職なので、連絡さえしておけばなにも問題はない。
いつものように歯を磨いて鬚を剃る。ジェルで髪形を整えれば準備完了。俺は、女の家経由で、出勤することにした。 女の家についたのは、午前8時過ぎ。まだ、旦那は出勤していないだろう。俺は昨日の車止めに同じようにもたれかかってたばこを吸った。朝の新鮮な空気。煙草も美味い。深く吸い込んで吐き出したとたん、玄関のドアが開いた。
旦那と娘が手をつないで出てきた。娘はカバンを背負っている。幼稚園に送るのは旦那の仕事のようだ。続けて、あの女が出てきた。ちらっと、こちらを見た。驚いた顔。忘れちゃいないようだな。俺は可笑しくなって、顔をそむけて笑った。
さいわい、旦那は娘を後部座席のチャイルドシートに乗せるのに忙しい。すっと表情を戻した女は、旦那のそばに駆け寄って娘を乗せる役割を引き継いだ。そして、キスをしてドアを閉める。続けて運転席のウィンドを開けた旦那と軽いキスをした。
「ママ、行ってきます。」「行ってくるよ、香織。」「行ってらっしゃい。」、どこにでもある、朝の風景だ。
俺は、そんな女を眺めていた。香織っていうのか。なるほど、女は強い。そして、男はもろい。あの旦那も、昨日の妻の痴態を見せられたら、腰を抜かしちまうかもしれない。それとも、俺みたいに、どうでもよくなるのか。

