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**情画**
第4章 深夜

盲導犬、愛玩犬と同様に、奉仕という目的のために改良された犬種のようなサブタイトルは、タイトルの性奴と合わさり、
人間をやめ、性に生きる動物の存在を示していた。

性の為だけに生きる。そんな生き方が美しいと評価されているようだった。

さらにチェーンが取れて宙を舞う瞬間の『悦楽』は、ぼかされた主と性奴のエクスタシーが、チェーンの浮遊を捉えたことで現されていた。
チェーンは射精と潮噴きのモチーフなのだ。

『至福〜犬の休息〜』で、意識を失い寝崩れるワタシが、最初の『食卓』と同じアングルで撮られていた。
タイトルの通り、一連の行為に満たされて微睡み、性奴の表情は穏やかだ。

最初の写真と同じアングルであることで、一連の写真が食卓を囲む日常であり、
性奴を持つ家庭が一般的で、奴隷も平和に暮らしていると訴えているようだった。

写真にのめり込んでいる間に縄化粧は仕上がっていた。

腕も纏めた亀甲縛りだけど、背中で腕をクロスされウエストの辺りから手を脇に出していた。

脚もM字になっているが、太ももと脛を纏めるのでなく、2ヶ所くらいが各々縛られ間に縄が渡っていた。

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