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**情画**
第3章 闇夜

「さ、沙絵さん…いゃぁ…んふ…だめ…そこっ…もっとぉ…」

無茶苦茶なことを口走っていた。

「うふっ…貪欲な奴隷は好きよ。」

妖しい瞳で見上げられる。
あぁ、ワタシが男だったら、きっと虜になっていただろう。
18歳の若さと美貌、それにこれだけの妖艶さ。

勝てるわけがない。ならば屈服すればいいのだ。

んはぁ…いぃ…沙絵さまぁ…

「沙絵、ペットをこっち向けて可愛いがってよ。」

「ふは?お父様?」

「絵にするくらいいいだろう?」

「ん…湧いた創作意欲は邪魔しないわ。
どうぞ。」

先生は見ていたんだ。
ワタシのことを…見ていたんだ…

嬉しさと哀しみが訪れる。
でも、もっと辛い試練が待っていた。

クルッと向きを変えられて、先生の方を向かされる。

先生はもうこちらを向いていた。

「お父様、さっきの背中側も絵にしたでしょう。」

「ああ、無断で済まない。」

「仕方ないわね。その瞬間を逃したらチャンスは来ないもの。」

愛し合い、芸術という共通の舞台を持っている。
そして父娘という強い繋がりもある。

羨ましくて仕方なかった。

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