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Lovers Game 〜光と影〜
第6章 俺…ピエロ
煌『晴人くん?〜今日は来てないかな。どうしたの?』


煌牙がさり気なく宥めて廉を中に入れて事情を聞き出そうとしていた


『…べつに…ただ』


龍『廉さん♪?…僕らに出来ることがあったら言ってって、この間言ったばかりじゃないですか?話してくれないかな?』



太『・・・〃家出〃でもした?』




『っ…。・・・今週…ずっと学校来てないって
今朝…学校から連絡あって・・・それで』


太牙の言葉をスイッチに廉は白状した




あのガキ…性懲りもねぇな?




煌牙『連絡…とれないの?』


『…』

廉は黙って頷いた



『ふぅん…で、廉…お前、仕事休んで朝から捜し回って、その有様ってわけか?ご苦労なこったな?』


汗だく、ズタボロな廉を見下ろして俺は半ば呆れて吐き捨てる


煌『おい、、蓮(苦笑)』


『ほっとけよ。ガキでも子供(ガキ)ってほどガキじゃねぇんだ…ほっとけば金が尽きて腹減って帰ってくるって。ちったぁ学習させろ』


龍『蓮…もしも、万が一って事もあるでしょ?!廉さんが心配するのは当然じゃんか』



『・・・ケッ』




『…〃もううちに帰らない〃…って、メッセージだけ』



煌『ぇ…それ、って』



まぁ、コイツが血相変えて走り回った理由だけはわかったんだが




龍『晴人くん…ほんとに』



ガタっ…

煌牙達の言葉に堪らず廉は立ち上がる



『チッ……テメーは…とりあえず…っ座れ』


グィ…っ


『っ…ぃっ…た…』


俺は落ち着きのまったくない廉の腕を引っ張って半ば強引に椅子に座らせた



夕方……日も暮れる

俺は時計と、よりによって全員帰社済のオフィスをぐるっと見渡して、少しばかりノーミソを動かす



まったくなぁ?俺らも運が悪いって?
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