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第9章 悪魔の心

『おいやめろよ〜…手荒にするなって言ったのお前だろ』


暴挙に出た男を仲間連中が止める…振りをして
笑いながらみていた



『影山から…動きはないのか？』


苛立ちを隠せずに男は語気を強める



『…いい度胸してるよな、あの若造』


『〜しかしさ？…実際この女どうすんの？』

『どうせ〃タダ〃じゃ帰せないだろ？』


暇を持て余した仲間達がニヤニヤしながら
廉に視線を落とす…


『よく見ると結構可愛い顔？…してるじゃねぇか』


『動画とって送り直せ…
用済みになった後なら好きにしろ
それまでは手を出すな』


『チッ…おあずけかよ』


言い合い、話し合いを始めて
仲間の一人がスマホのカメラを廉に向けると


『っ・・？！』



主導している男が再び廉に近付く



ブチッ・・・・ビリ…っ・・


温度のない目つきで
男は廉の服を裂いて胸元を露出させた



『っ…・・・ぃや…っ・・』


動揺を見せた廉に男はニヤついて囁く



『そうだ、、、もっとそういう顔しろ
そうやってアイツをここに呼ぶんだよ…』



『〜〜〜っ・・』



男が廉を押さえつけてカメラを向ける

そんな折



ガコ…っ・・ガチャン・・・ギギギ〜…



鉄の扉から音が響く