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Lovers Game 〜光と影〜
第10章 らしくない事するから
『……フゥ』


仕事を終えても
酒を飲む気分でもなく

真っ直ぐ帰る気分ですらなかったからさ




『・・・〜♪』



ついつい車とばして夜の道走るのは時々あること




好きなんだよな俺


孤独を愛して生きてるつもりはないが

車とかひとりになれる空間と

昼間とガラリと変わる風景

誰もジャマをしないガラ空きの夜の道


夜空に満足に星も見えない都心の景色だけどさ

なんとも好きなんだよな




目的地なく車走らせてたある日



『・・・・♪・・…?』


街の真ん中の信号待ち



ん?・・・・〃アレ〃は



どっかで見た…っていうか



アイツ・・・廉だ


なんでか俺の視界に現れる女だよな?


ま、世間は狭いってやつだ。




それと?隣に…知らない男が

並んで歩道歩いてるのが何故かこの俺の視界に入る




『へえ・・・♪』


わりと切り返し速いのなアイツ?



てか、そんなもんだろ女って

女の方がむしろ、なんてさ



さすがじゃねぇか


ていうか、出来たんだな

お前の言う❝普通のレンアイ❞とやらを



安心したぜ
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