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第11章 人間くさい生き方

ｶﾞﾁｬ・・・・


二人になったオフィスで
俺は廉がいる応接室に足を踏み入れる



『廉…ホラ・・・とりあえず着替えろ？』



廉の前のテーブルに着替えを置いて

なんとかカントカ、服を着せて

ついでに冷蔵庫からありったけの水持って来て

同じく廉の前に置く



『…具合、どうだ？…水…飲めるだけ飲め？

吐いてもいいから、、飲め・・』




『・・・・』





『おさまらなきゃ、明日医者に連れてくから』




『・・・・〜』





『連れてってやるから・・・今日のとこは従え』





『ﾊｧ…ﾊｧ・・ﾊｧ…・・・くる、、しぃ・・・』






『・・・』





『蓮・・・苦しい・・・・』




『…今から、行くか？病院』




『ぃや…・・』




おそらく…だが

食事の時から、、混入されたのは睡眠薬と

それから・・・・おそらく





『蓮…ぁたし、、いやだよ・・・こんなの…ﾊｧ…ﾊｧ』





『・・・〃したくなった〃・・のか？』





『いやだ⋯ﾊｧ…・・ﾊｧ…こんなの、あたし』





盛られたのは、おそらく…〃その手の薬〃・・・





『お前の…〃意思〃じゃねぇから、気にするな

吐くか、水飲んで洗い流せ・・・・

ホラ、、少し・・・・頑張れ』



『ｺｸ…・・ｺｸﾝ…ｺﾞｸ…・・』



廉は少し虚ろな目でグラスに注いだ水を飲み干した




『…ぅ・・ぇ…・・っ』



『吐くか？・・・』




『・・・・zzz』




『…』



寝息が聞こえて、目を閉じた廉を前に
俺はようやく少しの安堵感を覚える