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第11章 人間くさい生き方

『貧血…かなと・・・思って…たから』


廉はイチゴオレをちびちびと吸いながら
ようやく正気に戻り始めたように話す



『ぁ…のさ、、あんた・・・どうして…』



その記憶を振り返り始めようとしてる廉を
ひとまず遮る




『それより、、お前･･･とりあえず引っ越せ』



『・・・ぇ？』




『一応･･･念のため、、、今すぐ引っ越せ

理不尽だろうがな、逐一危険に晒されてちゃ

マトモに生活出来ねえだろ？お前も…弟のためにも』




『ぁ・・・の』




『ウチは賃貸やってねぇけど
横の繋がりでいくらでも紹介出来る

真っ当にやってるオーナーのとこで探せば
それなりの…適した物件出してくれるから

それくらいの世話は・・・してやるから』




『・・・？？？』




『それから、体…どうだ？
仕事行けんのか？無理なら、、龍牙が弟のフリして
お前の職場に電話する予定になってる・・・
リミット・・・あと、２０分』




『ちょ・・・ちょっと・・・待って』



廉は頭抱えるように瞬きを繰り返して
必死に記憶を整理してるようだった



『そんな…一気に・・・話さないで・・・～～』



まぁ、、そりゃ無理もねぇか



『お前、多分だけど…あの男に

なんか❝盛られた❞んだよ…
だから急に具合が悪くなったんだ

どの程度の事情があるかは知らねぇが
早めに引っ越す事を勧める

で、今日は、具合はどうだ？』



俺は代わって廉の記憶と話を整理して手短に話す