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Lovers Game 〜光と影〜
第11章 人間くさい生き方
『フゥ・・・~体・・・どうだ?』




『あの・・・なんで、、、あんた…』




『他人(ヒト)の事はどうでもいい…まず自分の心配しな』


廉が言葉探しながら何を言いたいのかは
大体想像がついたけど・・・遮り続けた




『なんともないなら・・・それでいい

けど・・・・❝コレ❞・・・一応やっとけ…』



ポン・・・



廉の膝に❝検査薬❞をのせて背を向ける



『??・・・・な?!・・・なによ・・・❝コレ❞?!』



背中越しに
廉の声にハリとボリュームが出て来たのがわかって、少しホッとした




『テメェが具合悪いって言うからだろ…』



『な、、だからってなんで❝こう❞なるのよ?!』



『はぁ?!…っとに覚えてねぇのなお前は?!
~いいから!とっととやるんだよ、ホラ』



『!?…いやよ!!なんであたしが…!ふざけないで』



『誰がふざけて、んなモン調達するかバカ!!
医者に行くにも心配事は一つでも潰しとけばいいだろ?』



顔を赤らめて猛抗する廉に
俺は俺でヒートアップして多分、、赤面していた


『ぃ、いらないわよ!こんなの…』




『うっせぇ!・・・俺は気が短けぇんだ!

ややこしいのは嫌いなんだよ、とっととやれ

俺の目の前で、、今すぐに・・・!』



『む、無理言わないで…っ、バカ』



『~~ホラ、こっち来い!手伝ってやる』



『ぃぃぃ…いやだって言ってるでしょ?!』




ギャーギャー・・・ワ~ラ~、ワーラー・・・



押し問答、揉みくちゃの末いつのまにやら

やっと体を起こして座ってた廉に馬乗りになってると




コンコンコン・・・ガチャ





『おはよぉ~♪・・・・って…?』




『『ぁ・・・』』



『ぁ~・・・と?(笑)・・・出直して来ようか僕?』


ニコニコ…



『❝オジャマ❞しちゃってごめん♪・・・なんてね?』


振り向くと、ホトケのような笑顔の龍牙が
立っていた

『~さてと・・・♪』

龍牙はさほど取り乱す事もなく
手に抱えてた荷物をテーブルに並べながら


『二人ともおはよう♪廉さん、具合どうですか?
おかゆ持ってきたけど食べられそう?』



ボソ・・・

『・・・ど、どいてよ』

『…ケッ』


俺は瞬時に現実に帰って
そそくさと廉から離れて部屋を出る
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