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Lovers Game 〜光と影〜
第11章 人間くさい生き方
『龍牙…』

ポロ・・・ポタ…ポタ・・・


廉の瞳から透明な粒が零れて、お椀に落ちていく



『わ?!…ワワワ・・・廉さん?!
ごめん!美味しくなかった?!無理しないで?!』


『んふふ・・・しょっぱい…♪』


動揺した龍牙に、廉は目元を拭って
涙でしょっぱくなったお粥をまた一口食べると
顔を上げて微笑んだ




『あったかい味がする・・・ありがとう龍牙

いつも・・・いつも…優しくしてくれて…ありがとう』



廉は溢れる物を拭ってまた下を向いてしまった



『ふふ・・・廉さん?いいんですよ

世話焼きには世話焼かせておけばいいし

借りれる手は借りていいんです・・・世の中は』



『グス…ふふ・・・ぅん』



『あ…~まぁ・・・❝あの❞・・素直じゃない

不器用も不器用の過ぎる世話焼きが相手じゃ・・

少々大小・・・難解・厄介ですけどね・・・(苦笑)』



『プ・・・ふふ』



『(よかった…笑ってる♪)・・・

ほんとにねぇ~…なんで❝ああ❞なんですかねぇ?

もう、こっちは胃がキリキリする事だらけですよ~

ちょっとメンとスペックが高いからって

調子乗りすぎですよねぇ???

そろそろ…一回くらい

ぶっ飛ばしてやろうと思うんですけどね僕♪』



『っ…あっはははっ…♪その時はあたしが手伝うよ』



『あ~!それ名案ですね♪最強になれます(笑)
僕は…蓮みたいに度胸と思い切りがないからなぁ♪』



『・・・ふふっ』



『あはは、、じゃ廉さん僕そろそろ行きますね?

今日は僕が終日、社にいますから

体調とか、何かあったらすぐに連絡ください』



『ぁは・・・~うん。はい』



『絶対ですよ?我慢しないで・・・

蓮も・・・あんなだけど…どうしようもないけど

❝心配してる❞ことだけは…同じですから』



『ぅん。・・・わかった』


『それじゃ、お大事に♪』



『龍牙…ありがとう』


廉は部屋を出る龍牙にゆっくりと頭を下げて見送った
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