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Lovers Game 〜光と影〜
第12章 リアルを生きる僕ら
テキトーに車走らせて昼間の空気に触れる



『〜気持ちいい・・♪・・春の風だね』



『・・・単純な女♪』




風に当たりながらテラスでとる昼食の時間には
廉の表情は和らいでいた


『おいしぃ〜・・♪・・』



『・・・・』



『…いろんな人がいて…いろんな世界があるよね』


フォークを置いて…廉は呟いた




『なに急に黄昏れてんだよ・・?』




『ぁは……なんか、狭くてちっぽけだな、あたし』




『・・・・?』




『あんたや・・・・みんなを見てると
たまにそんな風に思うんだ』



廉は風に髪をなびかせながら少し力なく笑う





『まぶしいよ・・・・あんたの生き方は』




『・・・・』




『あたしには、まぶしかったんだ・・・・すごく』



廉は耳に髪をかけながら
外の景色に目を向けて微笑む





『なぁ廉、お前さ、、一日のうちに世界中で何人の人が死んでるか知ってるか?』




『な、、に・・急に…』




『15万人…』



『ぇ…』



『毎日…世界中
どこかでそれだけの人が死んでる

その人の生きれなかった今日を
生きてる俺等がいる

国や場所によっては…子どもも何も…関係なく
残酷に死んでいったりとかさ

帰る家も食うものもない…読み書きも出来ない
そんな…知らない世界の誰かの事を思えば

自分は死ぬ程幸せだって
思う事も出来るかもしれねぇよ』




『・・・蓮…』




『けどさ、、結局みんなそれぞれの現実と
必死こいて闘ってるから?…そんな価値基準はさ
絵空事…綺麗事だったりするんだよな』



『・・・・』




『だから・・結局…一番の不幸の始まりってのは

〃他人(ひと)と比べること〃・・・・』




『・・・・蓮…』




『バカと天才は…紙一重

長所と短所、表と裏

表裏一体・・・・そんなもんだよ』
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