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Lovers Game 〜光と影〜
第5章 強さは弱さ
『夜・・・コソコソ…酒と煙草のニオイまみれで帰って来て・・・俺が知らないとでも思ってた?

そんなことしてもらってまでオレは学校なんか行かなくていいし、行きたくもない。

てか、体とか売ってないよね?姉ちゃん…あんたならなんかやりかねない』



『晴人…何てこというの?!…ちがう!!お姉ちゃん人に…晴人に言えない事なんかひとつもしてない!

わかった、正直に言う…晴人の大学行くまでの学費は、お父さんたちの保険金…遺してある・・・最初から心配いらない。

お姉ちゃんのやってる事は・・・お姉ちゃんがか❝そうしたい❞って思ったから。晴人の為とか、押し付けも恩着せようとも思ってない』


『はぁ?正気!?… …だったら…テメーが大学でもなんでも行けば良かっだろ?!バカなの?!

自分はろくに学校行けないで、安っすい給料で貧乏して…

もっかい言うけどオレはそれ望んでないから!!わかる?!』



『晴人・・・っ…』


フッ…と、震えながらやっと振り上げたのは


グーパンチではなくて、頼りない小さい手・・・平手



やっと振り上げたのに

ポフ…・・・ポコ…っ

自分より背も伸びて、図体だけデカくなった弟の胸元に
猫パンチくらいの威力しか出せない廉の手



ふぅん、弟には手挙げれないってか
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