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3分間のナイトトリップ
第3章 サロンに咲く花

ヘッドスパ フローラ 完全予約制
小夜子は、小さな看板のかかった、アンティーク調の重い木のドアを押した。
中は、十畳くらいの小さな空間で窓が無く、美容院にしては照明も抑え気味だった。
観葉植物がたくさん置いてある店内には、エキゾチックなアロマの香りがほのかに漂い、美容院らしくはないけれど、落ち着ける雰囲気だ。
壁には作り付けの棚があって、アラビア風のデザインの、カラフルなガラスの小瓶がたくさん並んでいた。
「いらっしゃいませ」
背の高い、彫りの深い顔だちの男が、にこやかに迎えてくれる。
どこか中東の方の血でも混じっているのだろうか、肌が浅黒く、彫りの深い顔だち。
砂漠の民の特徴である、濃いまつ毛に囲まれた黒い瞳は、内に秘めた情熱を示すようにキラキラと輝いていた。
小夜子のようなオトコ遊びに慣れたような女でも、見つめられると落ち着かなくなるほどの美形っぷりだ。
(なんだ、真奈美がこのサロンに熱心なのは、この男のせいか)
小夜子は、このサロンを紹介してくれた、イケメン好きの友人の顔を思い浮かべる。
小夜子は、小さな看板のかかった、アンティーク調の重い木のドアを押した。
中は、十畳くらいの小さな空間で窓が無く、美容院にしては照明も抑え気味だった。
観葉植物がたくさん置いてある店内には、エキゾチックなアロマの香りがほのかに漂い、美容院らしくはないけれど、落ち着ける雰囲気だ。
壁には作り付けの棚があって、アラビア風のデザインの、カラフルなガラスの小瓶がたくさん並んでいた。
「いらっしゃいませ」
背の高い、彫りの深い顔だちの男が、にこやかに迎えてくれる。
どこか中東の方の血でも混じっているのだろうか、肌が浅黒く、彫りの深い顔だち。
砂漠の民の特徴である、濃いまつ毛に囲まれた黒い瞳は、内に秘めた情熱を示すようにキラキラと輝いていた。
小夜子のようなオトコ遊びに慣れたような女でも、見つめられると落ち着かなくなるほどの美形っぷりだ。
(なんだ、真奈美がこのサロンに熱心なのは、この男のせいか)
小夜子は、このサロンを紹介してくれた、イケメン好きの友人の顔を思い浮かべる。

