この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
3分間のナイトトリップ
第3章 サロンに咲く花

「あ!」
小夜子の欲情を察知したように、男たちの手がいっせいに伸びてきた。
肌という肌を、ゴツゴツした手が這いまわる。
太ももや首筋、背中が撫でまわされ、乳首が手のひらで転がされる。
「んぐっ・・・」
小夜子は声を上げまいとこらえた。
媚薬の効果なのか、肌を撫でられるだけで、気が狂いそうなほどに気持ちがいい。
再び菊の花に媚薬が注がれ、ほぐすようにマッサージされる。
菊の中心に、少しずつ、試すように、指が侵入してくる。
「あ、あ!やめて!」
嫌悪なのか、快感なのか、初めての経験に鳥肌が立つ。
赤い花びらの中央からは、床に滴るほどの蜜があふれ出した。

