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3分間のナイトトリップ 
第4章 食前酒

ふしだらで濃厚な時間は、いつも、玄関先での愛撫から始まる。

玄関のドアを閉めると同時に、蓉子が靴も脱がないうちから、スカートがまくり上げられた。


「ダメ・・・もぅ・・・」


言葉では抵抗しながらも、毎回ここで立ったままイジられるのは刺激的で、いつもすごく興奮する。


「ダメって、もうこんなに濡れてるじゃないか、こうして欲しくて仕方なかったんだろう?」


蓉子の腰を抱えながら、片手をスカートの中に突っ込んで、あの人が耳元で囁く。

濡れ具合を確かめるようだった指は、すぐに蜜を探り当てて、前後に激しく動き始める。


「ああっ!」


「こら、こんな所で大声だしたら、廊下に筒抜けじゃないか」


唇がふさがれる。


「んんっ!」


膝がガクガクして立っていられず、たくましい背中にすがりついた。

ドア一枚の向こうは、人が通る廊下だと思うと、余計に感じてしまう。

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