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3分間のナイトトリップ 
第4章 食前酒
遠くから聞こえる駅のアナウンスの声に、蓉子は我に返った。

あの人の家に行くには、駅前を抜けてガード下をくぐらなければならない。


なんだか今日は、ものすごく濡れてしまっている。


駅前には、スーパーや商店もあるので、午前中でもけっこうな人通りがあった。

映画のように、スカートがめくれる心配はないけれど、裾から蜜の匂いが漏れてしまうような気がして、ドキドキする。


あと10分。


早足で歩き続けながら、蓉子は瞳を潤ませる。


10分後には、また、あの人に触ってもらえる。

そして、帰らなければならない夕方ギリギリまで、淫らな愛撫に身を任すことができる。


スカートの奥の秘密の場所が、また熱く潤んでくる。

なめらかなシルクの下で、乳首が硬くなっているが分かる。

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