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3分間のナイトトリップ
第1章 はじまり、もしくは終わりの物語

思ったほどひどいケガではなかったのか、いい加減な手当にも関わらず、小鳥は順調に回復していった。
人を恐れる様子を見せないし、やっぱり誰かに飼われていた鳥なのかもしれない。
小鳥の世話はいつの間にか、日課の一部になっていき、生活の一部になっていく。
こんな小さな生き物でも、家の中にいると、その存在感は人と変わらなかった。
このまま飼っちゃおうかな。
いつの間にか、小鳥が愛おしくなっていた。
小鳥の青く儚い目の色を見ていると、切ないような不思議な気持ちになる。
小鳥は日々元気になっていき、翼に力が戻っていく。
こちらからあちらへと、狭い部屋のなかを飛んで移動できるようになってきた。
このまま飼うなら、そろそろ鳥カゴを買ってこなければ。
そう思っていた矢先。
朝、掃除中に開けていた窓から、ふいに飛び出して、青い空に吸い込まれるようにいなくなってしまった。
恩知らず・・・。
何の迷いもなく、あっけなく空へ帰っていってしまった鳥に向かって、ぽつりと呟いた。
人を恐れる様子を見せないし、やっぱり誰かに飼われていた鳥なのかもしれない。
小鳥の世話はいつの間にか、日課の一部になっていき、生活の一部になっていく。
こんな小さな生き物でも、家の中にいると、その存在感は人と変わらなかった。
このまま飼っちゃおうかな。
いつの間にか、小鳥が愛おしくなっていた。
小鳥の青く儚い目の色を見ていると、切ないような不思議な気持ちになる。
小鳥は日々元気になっていき、翼に力が戻っていく。
こちらからあちらへと、狭い部屋のなかを飛んで移動できるようになってきた。
このまま飼うなら、そろそろ鳥カゴを買ってこなければ。
そう思っていた矢先。
朝、掃除中に開けていた窓から、ふいに飛び出して、青い空に吸い込まれるようにいなくなってしまった。
恩知らず・・・。
何の迷いもなく、あっけなく空へ帰っていってしまった鳥に向かって、ぽつりと呟いた。

