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第7章 見つめる男たち…。

春奈は
おそるおそる
ノーブラで着ているTシャツに
目をやる…………。


……最悪だ………。
春奈は絶望した。

春奈の胸は小ぶりだが
乳首がツンと上を向いている…
春奈自身はきれいな形をしていると
内心思っているが…
旦那の利明は
相変わらず貧乳だと言ったことがある。

それはさておき
春奈の上向きの乳首が
今は仇となっている。
ツンと突き出た乳首が
Tシャツの上からもハッキリと判別できる…。


まるで
むかし流行った【付けチクビ】のような
状態…。



そんな春奈は
ふと周囲がきになり
胸元に落としていた視線をあげようとした…。


すると…
座席に座る春奈の前、斜め前、横…
そこには
何人もの男性が
さりげなくつり革を持ち
春奈の胸元に視線を浴びせているのが
気配で分かった……



イヤだ…
困ったよ～……。


春奈は今
急行列車内で
見ず知らずの男性たちから
視姦の集中砲火を浴びていた…

やん…
駅まではあとどれくらい？
春奈スマホを取り出して
時間を確認する………

まだ駅に到着するまでに
5分以上ある………。


春奈はただひたすら
胸元に一点ば集中する男性たちの視線を浴びて
うつむいて耐えるしかなかった…。