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第3章 中年男子…。

春奈が妄想世界のドアを開ける…………。




最近
ふとしたことから再会した
友人の由梨の旦那達也…。


しかも達也は昔の春奈の恋人。


しかし
再会以来、春奈と達也は割り切った関係を
持つようになっていた。


今日は
達也との週1回の逢瀬の日。

待ち合わせは
とあるターミナル駅。
そのまま駅ビルと繋がっている
シティホテルの一室で
繋がった時間を過ごすことになっている…



『ごめんね！待たせたね！』
登頂部にはすでに毛髪がなくなっているため
35歳の実年齢よりも
はるかに年配に見える達也が
巨体から汗を吹き出しながらやって来た。


ブサイクになったたゃｯけど
春奈の気持ちのなかでは
達也は爽やかなあの頃のまま…。


そんな達也の姿に今日の春奈は
いつもより胸がキュンとして
我慢ができない……。

春奈は待ち合わせた駅のコンコースで
周囲の目を気にせずに
達也に抱きついて
キスを交わした…。