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愛のシンフォニー
第10章 永遠の愛
徳造は驚愕していた。
こんな恐ろしいファントムを生み出したのが自分だったとは・・。自分の怨念の深さを思い知らされていた。
「フフフ、思い出してくれたようだね」
「世界の滅亡は君の望みじゃないか。我等は君のその望みを叶えるため地獄の底からこうして甦ったんだ」
「さあ、種を我々によこせ。そうすれば仲間が増大して世界は滅ぶ」
ファントムの鋭い爪が美樹の服を切り裂いてブラジャーが露出する。美樹は咄嗟に腕で胸を隠す。
「さあ、ミキティに欲望のすべてをぶちまけろ。そのために創られた器に」
「マニアックなプレイがお望みならそれも用意しよう」
ファントムはさらに美樹のズボンも切り裂く。パンティも露出する。
「やめろ、美樹を傷つけるな」
徳造は美樹を庇って立ちはだかる。例え美樹がどんな存在であれ辱しめを受けるのは許せない。
「おいおい、気は確かか?」
「傀儡だって言ってるだろう。そんなに大切にする価値がどこにある」
「もしお望みなら更に君の好みを研究して改良版を創ってあげてもいいんだよ」
徳造の脳裏にいろんな美樹の姿が走馬灯のように思い出される。
突然現れてセックスをしようと徳造をドギマギさせた美樹、徳造の家に住みついて美樹と一緒に囲んだ暖かい食卓、デートに誘ったら嬉しそうにしていた美樹、デートのおカネを心配してキャバクラで働こうとしたけどダメで泣いていた美樹、デートの時の楽しそうな美樹・・そのどれもが徳造にとっては愛しい。世界で一番愛しい。
その美樹を使い捨てのセックスマシンみたいに言って汚すことは徳造にはどうしても許せなかった。
「ふざけるな~、美樹を汚すな~」
徳造の怒りの拳がファントムの一人を殴り飛ばす。
「いいね~、効くね~、さすがは我等の生みの親だ」
「人間は滅ぼすとして、君は新世界の創世王として迎え入れてもいいんだよ。さあ欲望をミキティの中へ」
ファントムはいやらしく笑ってさらに美樹をひん剥こうと迫る。
「美樹に手を出すなと言っている。僕は美樹のことを愛しているんだ」
徳造は怒りに燃える目でファントムを睨む。
必死に自分のことを守ろうとしてくれている徳造の姿、自分のことをこんなにも愛してくれている徳造の姿に美樹は涙が止まらなくなる。
徳造はどんな時でも優しかった。美樹も優しい徳造と過ごした幸せな時間たちを思い出していた。
こんな恐ろしいファントムを生み出したのが自分だったとは・・。自分の怨念の深さを思い知らされていた。
「フフフ、思い出してくれたようだね」
「世界の滅亡は君の望みじゃないか。我等は君のその望みを叶えるため地獄の底からこうして甦ったんだ」
「さあ、種を我々によこせ。そうすれば仲間が増大して世界は滅ぶ」
ファントムの鋭い爪が美樹の服を切り裂いてブラジャーが露出する。美樹は咄嗟に腕で胸を隠す。
「さあ、ミキティに欲望のすべてをぶちまけろ。そのために創られた器に」
「マニアックなプレイがお望みならそれも用意しよう」
ファントムはさらに美樹のズボンも切り裂く。パンティも露出する。
「やめろ、美樹を傷つけるな」
徳造は美樹を庇って立ちはだかる。例え美樹がどんな存在であれ辱しめを受けるのは許せない。
「おいおい、気は確かか?」
「傀儡だって言ってるだろう。そんなに大切にする価値がどこにある」
「もしお望みなら更に君の好みを研究して改良版を創ってあげてもいいんだよ」
徳造の脳裏にいろんな美樹の姿が走馬灯のように思い出される。
突然現れてセックスをしようと徳造をドギマギさせた美樹、徳造の家に住みついて美樹と一緒に囲んだ暖かい食卓、デートに誘ったら嬉しそうにしていた美樹、デートのおカネを心配してキャバクラで働こうとしたけどダメで泣いていた美樹、デートの時の楽しそうな美樹・・そのどれもが徳造にとっては愛しい。世界で一番愛しい。
その美樹を使い捨てのセックスマシンみたいに言って汚すことは徳造にはどうしても許せなかった。
「ふざけるな~、美樹を汚すな~」
徳造の怒りの拳がファントムの一人を殴り飛ばす。
「いいね~、効くね~、さすがは我等の生みの親だ」
「人間は滅ぼすとして、君は新世界の創世王として迎え入れてもいいんだよ。さあ欲望をミキティの中へ」
ファントムはいやらしく笑ってさらに美樹をひん剥こうと迫る。
「美樹に手を出すなと言っている。僕は美樹のことを愛しているんだ」
徳造は怒りに燃える目でファントムを睨む。
必死に自分のことを守ろうとしてくれている徳造の姿、自分のことをこんなにも愛してくれている徳造の姿に美樹は涙が止まらなくなる。
徳造はどんな時でも優しかった。美樹も優しい徳造と過ごした幸せな時間たちを思い出していた。