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愛のシンフォニー
第12章 転生
徳造たちがいたのとは違うとある街。
この街は音楽が盛んであちこちの公園で音楽イベントが行われている。

「いいね~。気に入ったぜ、この街が」

ギターを担いでひとりの青年がこの街にやってきた。
徳造にそっくりだが、髪型やファッションなどが徳造よりもファンキーで若々しい。

この青年は新井出由志喜(あらいでよしき)。
弾き語りを得意とするシンガソングライターで音楽活動をする都合もあってこの街に引っ越してきたのだ。

今日は公園で行われるイベントのステージで歌うことになっている。

出演より少し早めにステージに行くとミニスカートの制服姿のご当地アイドルグループのライブの最中であった。

ミニスカートで激しいダンスも披露するのでスカートがひらひらとめくれる。下は見えてもいいようにスパッツだと分かっていてもスカートがめくれるチラリズムはたまらないものがある。

「やっぱいいなぁ、この街は。気に入ったぜ」

由志喜は鼻の下が伸び伸びになってスカートがひらひらとめくれるアイドルグループのライブに見入っていた。
そんな由志喜のスケベな視線はアイドルグループの面々にもバレバレで思いきり笑われた。

そして由志喜の出番がやってきた。
司会者が前振りをする時に、先ほどは客席からアイドルグループのスカートに目線が釘付けだったと言ってしまったので客席からは大爆笑が起きた。

でもそれは由志喜にとってラッキーなことだった。

「ども~、紹介いただいたスケベなヨシキです。でも、可愛い女のコのスカートがひらりとめくれちゃったら見ちゃうでしょ。それが男の性~、サガー・・」

アイサツをしながらギターを弾いて即興で作った「サガ」という歌を披露する。ちなみにヨシキはライブのノリに合わせて即興で歌を作るのが得意で、ウケがいいとそれが定番の歌になっていったりする。

スカートがめくれるとつい見てしまうとか、赤ちゃんの頃から大人になってもおっぱいが大好きとか歌った時には観客たちから盛大な「オレも~」コールが飛んできた。

「オレも~」コールは女性の演者が愛してるとか好きとか歌った時に盛大に飛んでくるもので、男性の演者が歌って飛んでくるのは珍しい。

スケベキャラで認識されちゃったのは少し複雑なところであるが、それだけ観客の心をがっちりと掴んだのだからよいことではある。



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