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鳥籠の中で舞る
第1章 『悪夢』

「アリス様学校何ですけど、明日から夏休みですのでその間に本郷家の仕組みや生活リズムを整えてくださいね」
明日から夏休みだったのに何でこんなことになるのー!もう!
車から降りて立派な門を潜り、屋敷に踏み入る。
立派なお屋敷は存在感が強く、誰もが1度は目を引き、優雅な生活を思い浮かべるほど大きい。
「どうしました?ここが今日から貴方様の家ですよ?アリス様」
ゴクッとつばを飲む。
全然頭が整理されてない中、自分の部屋に案内され、メイドたちに体をまさぐられた。
「アリス様、担当のメイド3人です。お世話は全部彼女らがやります故なんでも仰せ付けませ。」
三人連れてきたのはメイド長で、1人だけ制服が少し違った。
「よろしくお願いします」
みんな顔を隠し、こちらからは見えないようになってるので少し不気味だった。
「アリス様、敬語でなくてもいいんですよ。リラックスしてください」
そうは言われても〜無理だよぉ〜ママ〜
なんでこんな大事なこと言わないの。
いつもそうだったけど!!

