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11時間空の旅
第3章 ☆あと9時間
機内はもう徐々に暗くなって映画を見始めた私、アニメからの実写版。

(これ見たかったんだよね。)

話題になっていたけど映画館にほとんど行かないから、見るチャンスは機内のみ。

すごく素敵で集中して見ていたら

コト。

って、何かが一瞬視界に入った。
私のテーブルにコップが2つ置かれた。

(なに?なんだろ?)

「ど、どうされちゃったんですか??」

あせって、またちゃんと言えてないけど、お隣さんへ小声で聞いてみたら
声に出さないで

『どうぞ』

って。言ってるみたい。

(くれるのかな?なんだろ?でもこっちみてニコってしてるから
きっともらっていいんだよね?)

水のほうをもらって、もうひとつはお返しした。

私も声に出さないで

『ありがとうございます。いただきます』

と口を動かした。

お隣さんは
また、ニコって笑ってくれる。

(やっぱり、かっこいいかも)

スマートな対応にちょっとうれしくて、一人で勝手に赤くなる。


ごくごく・・・・・

(うわぁ!!!!!)

お水だと思って飲んだら、白ワインだった。
お酒は飲めなくないけれど、強くない。

(どうしよう。でも、返したりできないから、少しずつ飲むしかないなぁ)

映画を見ながらちびちび飲んだ。
ラストに感動して、ほろっと涙が出たけど、涙も拭かずにちびちびワインを飲む。

(まだ半分も減ってないかぁ)

でも、なんか映画に感動したからなのか、ワインに酔っちゃったのか
ちょっと心臓がバクバクいってる。

(お水もらってこよう)

「すみません」

ってお隣さんへ声をかけた。彼はお仕事中だったみたい。中断してくれて通路に出てくれた。
でも、気がつくと私、手をつないでる。

(え?)

どうしていいかわからないけど、なんかちょっとうれしいけど
とりあえず、お隣さんに手をひかれ、機内後方へ歩いていく。

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