この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
11時間空の旅
第5章 ☆あと7時間


さっきから、左手が熱い。

なぜか私の左手とお隣さんの右手がつながれてる。


(なんだかよくわからないよぉ)

お隣さんは私と右手をつないでるのに、片手で器用に本を読んでるみたい。


(どんな人なんだろう。ちょっとだけ、顔が見たいな)

だって、腰、手、胸、耳、指・・・・と接しちゃって
どんな人なのかなって気になってきちゃった。

私は少し顔をあげて、彼の顔をちらっと、見てみた。

(うわぁ。かっこいい)

少し長めのウエーブのかかった黒髪、すっきりとした顔のつくりで正統派美形男子だ。

(ちょっと王子っぽいかも。)

なんて見てたら、
耳元で

「どうしたの?まだ具合悪い?」

って。

(息が耳にかかってる)

意識が勝手に耳に集中して、顔が赤くなる。


「いえいえ・・・・・そうではなく・・・」

ちょっとみとれていただけですけど、そんなことは言えるはずもなくて。

「聞こえないよ。なあに?」

って耳元でさらに囁かれ
彼の方に向き直って彼の耳元で「大丈夫です」って言おうとしたら、


ちゅ。

(口にちゅうされたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー)
(初対面だよ?機内だよ?あれれれれれ?)

でも、いやじゃなかった。そして、すごくあたかかった。
すらっとした長い指で左手をすりすりされてもいやじゃなかった。
どきどきしてた。

彼は、唇を離して耳元で

「ね?」

って。

(なに???)

なんだろう。何が「ね?」なんだろう?

「何が?」っていう私の口が少しだけ動いたその瞬間に
彼の唇が重なって、舌が入ってきた。
するっと入ってきた舌は、私の口の中でゆっくり動いてる。
息がくるしくなった時、唇が離れた。
でも、またすぐにくっついた。

(なにこのキス。すっごくやわらかくってきもちいい。)

私の上唇をふわん。って甘がみしたり、舌で歯をなぞったり。

(こんなの初めて)

体がぴくん、と反応している。

(なに?体が勝手に・・)
/18ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ