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11時間空の旅
第6章 ☆あと6時間


唇がついたり離れたり、彼の舌と私の舌もからまって
本当に息もできないくらい。

「うぅ・・ぁん・・・」

へんな声が出ちゃう。

(やだ。こんな場所で)

でも、我慢できないくらい感じてる。

こんなキスしたことない。やさしくてあったかくて、お互いを感じられる。

指で唇をなでられたり、舌と舌でつんつんしたり、

また唇をはむ。って甘がみされてうっとりしていたら、
そっと彼の唇が離れていった。

(あ、、、はなれちゃった)

ちゅ。

っと短いキスをして彼は席を立って行った。

(どこに行っちゃったの?)
(ん、もっとしてほしかった。。。)

少し経って彼が席に戻ってきた。
片手に毛布を持って。
そして毎度のニコっと笑顔。

(この笑顔。好き)

彼は持ってきた毛布を私にそっとかけてくれた。

(あ、もう寝なさい。ってことか)

ちょっとがっかりしたけれど、さっきの素敵なキスでも思い出して、少し寝ようかな。
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