この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
11時間空の旅
第6章 ☆あと6時間
唇がついたり離れたり、彼の舌と私の舌もからまって
本当に息もできないくらい。
「うぅ・・ぁん・・・」
へんな声が出ちゃう。
(やだ。こんな場所で)
でも、我慢できないくらい感じてる。
こんなキスしたことない。やさしくてあったかくて、お互いを感じられる。
指で唇をなでられたり、舌と舌でつんつんしたり、
また唇をはむ。って甘がみされてうっとりしていたら、
そっと彼の唇が離れていった。
(あ、、、はなれちゃった)
ちゅ。
っと短いキスをして彼は席を立って行った。
(どこに行っちゃったの?)
(ん、もっとしてほしかった。。。)
少し経って彼が席に戻ってきた。
片手に毛布を持って。
そして毎度のニコっと笑顔。
(この笑顔。好き)
彼は持ってきた毛布を私にそっとかけてくれた。
(あ、もう寝なさい。ってことか)
ちょっとがっかりしたけれど、さっきの素敵なキスでも思い出して、少し寝ようかな。