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第39章 もしかして、夢を見ているのか？

彩香は、聖夜がいることを、

すっかり忘れていた。

「聖夜さん、居たんですね？

･････恥ずかしい･･･」

「仲がよろしくて、結構なことで(笑)」

彩香は、真っ赤になって、下を向いた。

真「おい！彩香をいじめるなよ。

そんな態度なら、部屋貸さないからな？」

聖夜「おい！待てよ？それは無いよぉ～！」

彩香「何？部屋？」

真「マンションの、俺達の部屋の隣

誰にも貸してないだろ？」

彩香「同じ階の、もうひとつの部屋ね？」

真「そうそう、それを貸してほしいんだって」

彩香「聖夜さんなら、賃貸じゃなくて

分譲マンションが、良いんじゃないですか？

それに、一人で住むのには広すぎませんか？」

聖夜「彩香ちゃん、鈍いよ？」ニカッ

彩香「あっ！舞ちゃん？」

聖夜「結婚に向けて、

一緒に暮らそうと思ってるんだ。

うちの親には、了解を得た。」