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第41章 病室で二人は

病室では、真と彩香は、

二人の世界に、どっぷりはまっていたから、

みんなが、病室から、出ていったのを

全然気づかなかった。

誰もいなくなった病室で、

二人は、イチャイチャしていたものだから、

顔を見合わせて、笑ってしまった。

二人の顔と顔が、だんだん近づき

唇と唇が合わさった。

「真、ベッドに入って、寝て！」

「彩香は、向こうのベッドで寝るんだろ？」

「昨日、よく眠れたから、今日は大丈夫。

真のベッドの横で椅子に座って寝るよ。

掛け布団持ってくる。

真に触れられるところで寝たいから、

ここで寝るよ。」

「ベッドで、寝れば良いのに？」

「やだよ！離れ離れは嫌だ！」

「違うよ。このベッドで

寝れば良いのにって思ったんだよ。」

「ダメだよ。」

「だって、彩香が、寝れないだろ？」

「大丈夫。真のそばなら寝れるから(笑)

真は、ちゃんとベッドで寝てね？」