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第41章 病室で二人は

彩香は、掛け布団を背中に被り、

ベッドに突っ伏したかと思ったら、

あっという間に、寝息をたてていた。

真は、彩香の寝顔が見れて幸せだった。

ずーーーーっと見ていたいと思った。

早く帰りたいなぁ。一緒に寝たいよ。

そんなことを思いながら、

彩香の寝息を聞いていた。

その寝息が、あまりに気持ち良さそうで、

真にも、睡魔がやって来た。

二人は、寝息でも、愛を囁いているようだった。

真が、ぐっすり寝入った頃、

彩香は、お腹が痛くて目が覚めた。

生理痛だった。ちゃんと布団に入って

寝ていなかったから、冷えたみたいだ。

そっとトイレに向かった。

お腹が冷たくなっていた。

「イタタタタ！」

トイレに座って、グッタリしていた。

真は、彩香が、そばにいないと、

直ぐに目を覚ます。