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第9章 彩香、柳小路邸へ

運転手「高梨彩香様ですか？」

「高梨彩香です。お待たせして、ごめんなさい。」

「いえいえ、お時間より早めに来ましたので

気になさらないで下さい。

どうぞ、お乗りください。」

「ありがとうございます。」

彩香は、迎えの車で柳小路邸に向かった。

途中、ケーキ屋さんに寄ってもらった。

予約しておいたケーキを取りに行く為だ。

柳小路さんの今の住いは、マンションだった。

高級住宅街に佇む高級マンションだと、

人目で分かるマンションだった。

真のお友達は、お金持ちばっかりね？

なんて思いながらマンションを見上げた。

運転手「高梨彩香様をお連れしました。」

梨々香「ご苦労様。上がって来てもらって、

エレベーターホールで待ってるから、

30階まで来てもらって、

貴方は待機していてくれる？

新しい家に行くから、よろしく。」

「畏まりました。」

彩香は、マンションの中に案内状してもらい、

エレベーターに乗り込んだ。