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第47章 真と彩香、聖夜と舞、それぞれの夜

「舞、それは考えすぎだよ。

彩香ちゃんは、真にメロメロだし、

仮に彩香ちゃんが俺を好きになっても、

俺は舞しか好きにならないよ。」

「でも、他の女の人に、見せたくないよ。

舞だけが、見ていたい。

ほら？もう大きくなってる。

こんな美味しそうなの、見せられないよ。

舞のでしょ？聖夜は、舞のでしょ？」

「そうだよ。舞、可愛いこと言うよなぁ？

無意識か？技とか？自分のこと

『舞』って言ってるぞ。」

「嘘！言ってた。恥ずかしいよぉ～

言わないようにしてるのに、子供みたいだよね？

聞かなかった事にしてください。」

「やだね！可愛いから好きだよ。

俺の前でだけ、『舞』って言ってくれたら

嬉しいなぁ。彩香ちゃんが、真にだけ

『彩香』って言ってるの聞いたことがあって、

羨ましかったんだ。」