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第48章 『聖夜と舞のお引っ越し』の続き

彩香の瞳から、大粒の涙が溢れていたけど、

舞も、同じように泣いていた。

そんな優しい舞を、聖夜は、誇りに思い、

舞を抱き締めた。

泣いてる舞の顔を覗き込み、

涙を拭いてやり、瞼に口づけた。

舞は、少しびっくりしたけど、

ホッとした気持ちになって、

聖夜に抱きついた。

目と目を見つめ合い、

どちらからともなく、

口づけを交わした。

二人は、真と彩香がいることを忘れるくらい

口づけに夢中になりだした。

角度を変え、何度も何度も口づけた。

真と彩香も、二人の世界に入っていたけど、

聖夜と舞ちゃんが、盛り上がり、

キスに夢中になりだしたから、

リップ音が響いてきたから、

自分達の世界にどっぷりはまってたくせに、

リップ音が気になって、現実に引き戻された。

真と彩香は、いつまでキスを続けるのか、

見いっていしまった。