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第48章 『聖夜と舞のお引っ越し』の続き

真は、彩香を抱き締めて、

背中を擦ってやりながら

話続けた。

「彩香だから、結婚したいんだ。

彩香だから、一緒に暮らせてるんだ。

上本さんと同じ家では暮らせない。

彩香は、特別だと何度も言ってるよね？

彩香だから愛しているんだ。

まだ分からないの？」

「真が、愛してくれてるのは分かってるよ。

幸せだと思ってる。

でも、彩香が、そばにいると、真が笑われる。」

「どうして、俺が笑われるんだ？」

「･････おデブだから･･･醜いから･･･」

「彩香は、綺麗だ。

俺は、世界一綺麗だと思ってる。

俺の愛する彩香の悪口は、許さない。

それが、彩香本人の口から

出た事でも許さないぞ。

醜いとか言うな。彩香が醜いなら、

俺は欲情しないぞ！

彩香は、見かけも綺麗だけれど、

彩香は、心も綺麗だと思ってる。

彩香の全てを愛しているんだ。

人が何を言おうと、俺の言葉だけを

信じていれば良いんだ。

自信を持っていればいいんだよ。」

頭を、ポンポンして、にっこり笑って見せた。