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第50章 真、彩香を守るために

専務は、運転手に

「ありがとう」って声をかけ

玄関ホールへと入っていった。

運転手は深々と頭を下げて、

専務が上手く立ち回れますようにと

祈りながら、見送った。

上本は、何が起こるのか、ワクワクしていた。

専務は、ニコニコしながら、

受付嬢達に近づいていった。

ボス格の秘書山崎恵

(姫とか、セレブ合コンの女王とか

呼ばれている)が、口火を切った。

「お帰りなさいませ専務。

お疲れ様です。」

三人の秘書達は、彩香が

一緒にいないことなど

気にもとめてなかった。

ニコニコしている三人を見て、

腕組みして、頭を傾げた？

山崎恵「専務、どうされましたか？」

「いや、君達仲良さそうだよね？」

山崎恵「はい。仲良く協力し合って

仕事をしています。」

専務「そうなのか？おかしいなぁ？」

専務「上本君、少しの間ここを

守ってくれないか？」