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第54章 本気のプロポーズ！

本当に、何年も会ってなかったくらいの

歓迎ぶりだと彩香は、思った。

それがとても嬉しかったし、

仕事に集中していたから

真の事は考えてなかったけれど

仕事が終わり、ここまで来る間、

エレベーターを待つ間、

エレベーターに乗ってる間、

廊下を歩いてる間、

専務室に入って、

真が抱き締めてくれるまでの間、

真に抱き締めてもらいたくて

真が欲しくて、仕方なかった。

ほんの何分かくらいなのに、

何時間にも思われて、彩香も

真の口内を堪能し、

互いの唾液を啜り合い、

このまま続けたら、セックスしないと

治まらないと思うほど、

二人は燃え上がっていた。

彩香は、少しばかりの理性を振り絞り

真の胸を押して離れた。

「真？今は止めようよ。

夜の楽しみに取っておこうね？

ホテル予約してくれてるんでしょ？

そこで、気兼ねなく愛してほしい。」