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第54章 本気のプロポーズ！

「ストップ！ゆっくり目を開けて？」

彩香は、期待に胸を膨らませながら

ゆっくり目を開けた。

カーテンが開けられた窓からは、

綺麗な夜景が見えた。

グランドピアノがあってその上には、

何本あるのかわからない程の

真っ赤な薔薇の花束が置かれていて

それを真は、手に取り、

「愛する彩香へプレゼント」って

膝まづいて差し出してくれた。

「わぁ、綺麗ね。大きい薔薇

こんな綺麗な薔薇見たことないよ。

ありがとう。」

「彩香、やっと言える。この時をどれ程待ったか

初めて彩香に会ったときから、

彩香は、唯一無二の存在だった。

独り占めしたい。

この娘と結婚するって決めていた。

女性に対して初めて、

独占欲を感じた瞬間だった。」

彩香は、目を潤ませながら

真の話を聞いていた。

「会えば会うほど、好きになっていった。

話せば話すほど、愛していると確信した。」